麻に含まれるCBD以外の魅力的なカンナビノイド

徐々にCBD製品も日本でも広がり始め、ブロードスペクトラム・フルスペクトラム製品も増えてきてました。
麻に含まれるカンナビノイドは約104種類とも言われ、中には単体で薬理成分を持つものもあり、さらにCBDとのアントラージュ効果を考えるとどれも捨て難い成分。そこで、今回はその中でも代表的な成分をご紹介していきたいと思います。
麻に含まれるカンナビノイド
カンビナノイドとは?
カンナビノイド・・・麻(アサ)に含まれる化学物質の総称で、約104種類ある。カンナビジオールもその1つ。
約104種類あるカンナビノイドの内、60種類を超える成分が麻特有のものとして分離されているらしく、その中でも代表的なものがテトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビノール(CBN)、カンナビクロメン(CBC)、カンナビジオール(CBD)、テトラヒドロカンナビバリン(THCV)、カンナビゲロール(CBG)、カンナビディバリン(CBDV)、などがあります。
では、それぞれどんな成分なのかご紹介していきたいと思います。
CBD以外のカンナビノイド有効成分
テトラカンナビノール(THC)・・・麻の主要な精神活性物質であり最も有名な成分。品種によって含有量が異なり、THCには痛みの緩和、吐き気を抑え、痙攣を抑え、食欲増進の効果があります。麻の葉、及び花穂に含まれる成分のため日本では厳しく法律で禁止されている成分となります。
カンナビノール(CBN)・・・CBNは過去に精神活性作用を引き起こすといった事例はなく、痛みの緩和、炎症を抑えるなどの効果を期待できる成分で、特に鎮静効果がより特徴的な成分。
カンナビクロメン(CBC)・・・THCやCBDとは異なる構造をもつ。研究は発展途上だが、痺痛の軽減、炎症を抑え、ガン腫瘍を抑え、骨の成長促進の作用がある。また、最近の研究では神経の新生にも関与している事が示され、神経変性疾患への治療へ応用が期待されている。
カンナビゲノール(CBG)・・・植物体内でTHC、CBD、CBCの※前駆物質である。主に抗菌作用をもち、炎症を抑え、ガン腫瘍を抑制し、骨の成長促進をすることが様々な研究から明らかになっている。また、イギリスのGW製薬の研究によるとうつ病の治療に有用であることが示されている。
※前駆物質・・・ある化学物質について、その物質が生成する前の段階の物質のことを指す
カンナビディバリン(CBDV)・・・CBGVを前駆物質した精神作用がなく、GW製薬の研究によるとてんかんの治療に有用であることが示されています。
テトラヒドロカンナビバリン(THCV)・・・THCとよく似た構造をもつが、植物体内ではCBGを前駆物質とせず、別系統のCBGVを前駆物質とし、食欲を抑制し、発作とけいれんを減らし、骨の成長促進を刺激する作用がある。
と、このように代表的なCBD以外のカンナビノイドとしてこれだけの成分が麻、いわゆるフルスペクトラム(THCを除く)には入っています。さらに、これら成分とCBDとの相乗効果、いわゆるアントラージュ効果により、さらに効果として強力な作用をもたらすのがフルスペクトラムCBDとなるので、やはりCBD製品を選ぶときには、フルスペクトラムCBD製品をお勧めします。
CBDを摂取していると耐性はあるのか?
CBDを使用していると耐性について聞かれることがあります。
徐々に効かなくなってくるものなのか?
実際に単一CBD商品となりますと下記のグラフのようにある一定の量にいくとどんどん効果が下がってしまいます。
しかし、ブロードスペクトラムやフルスペクトラムのようにCBD以外にカンビノイドやテルペンなど他の成分が一緒に入っているCBD製品は相乗効果(アントラージュ効果)を生み出し、耐性がつきにくくなりますので、CBD製品をお選びの際はそういったCBD以外にも成分が入っているブロードスペクトラムやフルスペクトラム製品をお選びいただくのがいいでしょう。
まとめ
今回、CBD以外の麻に含まれるカンビノイドを中心にご紹介させて頂きましたが、ご紹介した以外にもたくさんのカンビノイドが含まれており、その一つ一つがCBDの効果を促進させる重要な役割を担っているという認識を持って頂ければと思います。
以上、本日の逸品ブログでした。
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